2013年07月14日の日曜日
1枚の枯れ葉が扉の隙間からマンションの共有敷地内に潜り込みです。 2枚の扉の内側まで偶然が2回程度重なってこの場所へ辿り着いた事になります。 風の向きと強さと偶然のイタズラで扉から扉へと渡り歩き、 まだ誰にも踏まれる事無くその外観のカタチを維持しておりました。 葉は自分で動く事が出来ませんから本当の他力本願運任せ風任せ! 枯れて水分が無くなりこの先は組織が崩壊して粉塵と化して土に戻る。 活き活きと緑の葉だった時代は養分や水分が樹木の幹から送られて来て、 太陽の光線を葉本体で受け止め完璧な環境とコンディションだったと思われます。 成熟して葉の完成形を迎えた瞬間に高い枝から切り離され引力で地面に落下。 後は風任せで適当な場所へとゆっくりと運ばれて細胞崩壊で朽ち果てるだけ、 全ての物質はやがては例外無く消えて無くなるという宿命。 1枚の葉がそんな自然界の掟を静かに教えてくれました。
加古 俊文 |
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