右手でアクセルを廻すだけで思い通りの速度域にまで到達する乗り物。
タイヤは2つでエンジンから発生するパワーをチェーンに伝えて
後輪が回転する事により前進するシンプルな構造とその仕組み、
移動させる時に空間を突き抜ける体や頬に感じる風だとか、
風圧とか外気温の微妙に移り変わる感覚がバイクの醍醐味なのかも知れません。
クルマでは空調は室内管理され、
雨や外気温の影響からは遮断された快適な空間がある程度は確保されています。
非常に環境に左右される不便であるはずのこのバイクの環境こそが、
シンプルに走らせる事の醍醐味や味わえるような素晴らしさに
感動が繋がって行くのかも知れません。
快適過ぎるとついつい忘れてしまうような道や景色の情報も温度とセットで楽しめます。
まるで空を飛んでいるような!と表現するにはやや大袈裟ですが、
自分の体にのしかかって来るような地球の引力と、
重力から発生される体重をバランス良く消し込んでくれる独特なる世界が存在します。
深く考えれば考える程、シンプルですが不思議な乗り物です。
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