Nikonに比べると微妙に使い慣れないPENTAXのカメラですが、
モノというものは不思議なもので段々と使い込んで行くうちに、
手の温もりでしょうか?指先の温度が伝わり、
やがてはカメラ本体との交信が出来て使い勝手が深化して来ます。
この深化という漢字は通常の進化とは違い、
短期間で深く深く物事の核心へと食込んで行くような醍醐味でしょうか?
それはまるで小さなシロアリがゆっくりとじっくりと、
大きな柱を食いつぶす時間の流れに似ています。
機材の個別に持つような癖が理解出来て来ると、
面白いもので手にした時の違和感が無くなります!
そして機材に与えられた機能が理解出来て来ると、
隠されたコツのような領域に何となくですが到達出来ると信じております。
多分撮影テクニックとか腕なんてものを軽く超えた
微妙な到達点と言うかそんな領域にこそ、
全ての本質も含む物事の醍醐味や面白さが
小さく存在しているものと思われます。
機材は正直なんでも構いません!
自分が適当に選び出した縁あるレンズを徹底的使い込んでみる!
雨の日も晴れの日も朝も昼も夜も関係なく
とにかく時間の許される限りにそのカメラ本体を試す!
大昔のような銀塩時代の名器コレクション時代は通り過ぎ、
単に所有しているだけの精神的な満足感なんてある意味存在しておりません。
徹底的に機材を心行くまで使いこなす為には
それはそれで厳しきハードな環境なのかも知れませんが、
意味も無く時間が流れて行く
「宝の持ち腐れ」という言葉が大嫌いです。
味わう醍醐味はやはりその製品に使用限界値を超えて
最高のポテンシャルを吸い尽くしてみたいものです。
加古 俊文
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